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[2012 001] スタンフォード大学 ティナ・シーリグの授業

「20歳のときに知っておきたかったこと/ティナ・シーリグ」 読みましたか?
もう2年前に発刊された本なんですね。

冒頭からインパクトのある無いようだと思いませんか?

「いま、手元に五ドルあります。二時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんはどうしますか?」

この課題は、大学入試の小論文でも使われたみたいで話題になりましたね。
あなたなら、どうしますか?
なかなかいい案が思いつかないかもしれません。

ティナ・シーリグさんの授業が昨年NHKで放映されました。
見逃したので、DVDボックスを購入しました。
8回の授業、どれもすばらしいものです。

たぶん、簡単には真似はできないかもしれませんが、今の大学では必要なディスカッション、考えることが詰まった授業になっています。
サラリーマン時代、マーケティングのケーススタディを勉強していました。仲間で考えているとき、とても楽しかったのを覚えています。ティナ・シーリグさんの授業でも基本は3~4名で考えることが基本となっています。

中学、高校、大学の授業で、個人で考え、グループで討議、そしてまとめ、プレゼン(発表)することをもっともっと増やしていく必要があります。

中学から大学の先生は、ぜひこの授業を見て、導入を検討するべきだと思います。

以下に、「20歳のときに知っておきたかったこと」からの要点を抜粋しました。

・チャンスは無限にあります。
・問題の大きさに関係なく、いまある資源を使って、それを解決する方法はつねに存在する。
・自分自身を、そして世界を新鮮な目で見てほしい。
・世界を別のレンズ(問題に新たな光を与えることのできるレンズ)で見る。
・自分に何ができるのか?それを決める最大の要因は、心がまえです。
・どんなに大きな問題も、解決するにはまず、問題を明確にしなくてはなりません。
・特徴がはっきりしたニーズこそ、発明の素
・ニーズを掘り起こすのに必要なのは、世の中のギャップを見つけ、それを埋めることです。
・大事なのは、時間をかけて、常識を思われていることを洗いざらい挙げていくことです。
・「起業家精神とは、世の中にはチャンスが転がっていると見ること」
・「カネを稼ぐよりも、意義を見つける方がいい」
・問題を見つけ、常識を徹底的に疑うことで、その問題を解決すれば、大きな見返りがある。
・「できないことなどない、と呑んでかかることで、決まりきった枠からはみ出よう」
・小さな目標を決めるよりも、大きな目標を掲げた方が楽なことた多い。
・アイデアに「悪い」ものなどない。
・実現可能性がなければ価値はない、という思い込みをなくす必要がある。
・ブレイン・ストーミングのルールの特に重要なのが「ほかの人のアイデアを発展させること」
・ルールは破られるためにある。
・脇道に入ることによって、ルールを迂回し、通常のハードルを飛び越え、目標に到達できる独創的な方法がある。
・すべきことをあれこれ挙げていくよりも、絶対にしてはいけないことを知っておく方がいい。
・ルールを破る方法、自分自身に対する期待、そして周りからの期待を裏切るのです。
・「決まりきった次のステップ」とは違う一歩を踏み出したとき、すばらしいことが起こるんです。
・人間は二つのタイプに分かれることがわかってきました。自分のやりたいことを誰かに許可されるのを待っている人たちと、自分自身で許可する人たちです。
・誰かがチャンスをくれるのを待つのではなく、自分でつかみに行った方が良い面がたくさんあります。
・成功を阻む最大の壁は、自己規制です。
・何かをやめると、じつに驚くほど元気が出ます。決めるのは自分であり、その気になればいつだってやめられることに気づきます。
・失敗は避けられないものである。成功のカギは、すべての弾をかわすことではなく、いかに素早く立ち直るかである。
・何か新しいことに挑戦しようとするなら、積極的にリスクを取る姿勢が必要です。
・リスクは基本的に五種類に分けられるようです。身体的リスク、社会的リスク、感情のリスク、金銭的リスク、知的リスクです。
・失敗は学習のプロセスにつきものなのだということを肝に銘じておいてください。失敗していないとすれば、それは十分なリスクを取っていないかもしれません。
・成功の秘訣は、みずからの情熱につき従うことである。
・情熱とスキルと市場が重なり合うところ。それが、あなたにとってのスウィート・スポットです。
・目標を決め、その目標に向けて懸命に努力すれば、運命は変えられる。
・経験を積み、知識の幅が広がれば広がるほど、自分の引き出しは増える。
・あなたのために何かをしてくれた人に対して感謝の気持ちを示すかどうかで、あなたの印象は大きく変わります。あなたのために何かをしてくれたということは、機会費用がかかっているという事実を忘れてはいけません。
評判ほど大事な資産はありません。
・自分の行動に責任をもち、経験から学ぼうとする姿勢が大切。
・交渉を効果的に進めるには、自分自身の最終目標と同様、交渉相手の目標も理解するように努め、ウィン・ウィンの結果を模索し、いつ交渉の席をたつべきかを知っておくことです。
・言い訳は無意味、専門的にいえばたわ言である。人は、するべき努力をしなかったという事実を繕うために言い訳をします。
・すべては限界を取っ払い、持てる力を遺憾なく発揮しようとするところから始まります。及第点に満足せず、自分の行動とその結果の責任は、最終的には自分にあることを自覚することです。人生にリハーサルはありません。ベストを尽くすチャンスは一度しかないのです。
・不確実性こそ人生の本質であり、チャンスの源泉。
・不確実性こそが、イノベーションを爆発させる火花であり、わたしたちを引っ張ってくれるエンジン。
・快適な場所から離れ、失敗することをいとわず、不可能なことなどないと呑んでかかり、輝くためにあらゆるチャンスを活かすようにすれば、限りない可能性が広がる。

以上



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Posted by ari0358 at 2012年02月06日14:19│Comments(0)コラム・レポート
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