[2011 010] 小説系経営書?

ari0358

2011年01月26日 09:20

昨年の大ヒット小説「もしドラ」は知っていますか?

「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、とても面白かったです。アマゾンのレビューを見ると賛否両論ですが、「ドラッカー」を知らない人に経営の神様「ドラッカー」の存在を教えただけでもすごい効果がありました。

さて、この小説系の経営書は、実はいっぱいあります。「もしドラ」以前にも、多くの書籍があり、ヒット後、真似をした書籍が多く発刊されました。

いくつかオススメの小説を紹介いたします。

1.「女子大生会計士の事件簿」シリーズ 全6巻 山田 真哉

  公認会計士の監査を題材にした小説です。最初の発売日が2002年。
  もっと前にもあったと思いますが、ヒットして、ドラマ化もされています。
  会社の会計に関する知識を楽しく知ることができます。
  笑いも多くとてもおもしろい小説です。

2.「女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?」 甲斐莊 正晃  2007/6/22

  女子高生が父の死で社長になり、会社内の課題を解決していくお話です。
  これもシリーズ3作あり、経営についての基礎を学ぶことができます。

3.「コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング」 西内啓、福吉潤 2010/12/7

  これは完全の「もしドラ」効果をねらった小説。
  経営の神様「ドラッカー」をマーケティングの神様「コトラー」に変えて小説にしました。
  女子大生バンドがマーケティングの知識を習得しながら、活動して成功するお話です。
  マーケティングの基礎の習得には役立ちます。

4.「もし ONE PIECEファンの女子大生が起業したら」 佐藤公信 2010/10/23

  これも「もしドラ」の後発小説です。
  大ヒット漫画「ONE PIECE」の名言を使って、おもしろおかしく起業していくお話です。

5.「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」 佐藤義典 2010/9/29

  一番のオススメ小説です。
  『ドリルを売るには穴を売れ!』(2006)の内容をバージョンアップした内容です。
  新人のOLがレストランを経営していく話ですが、マーケティングの理論を踏まえつつ、
  新しい観点で立て直しを実施します。
  難しいマーケティング理論ではなく、実際にできそうなものが多く紹介されています。
  続編 「売れる会社のすごい仕組み~明日から使えるマーケティング戦略」もオススメ。
  同じ著者の「白いネコは何をくれた?」もサラリーマンを題材とした小説、おもしろいです。

6.「ドラッカーと会計の話をしよう」 林 總 2010/9/22

  ドラッカーの会計についての理論を知りたいならこの本がオススメです。
  ドラッカーの会計に関する名言が多く紹介されています。
  同じ著者の以下の3冊のシリーズもヒットした小説系経営書。面白いです。
   「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」
   「美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?」
   「コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?」

7.「人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれた」 原 マサヒコ 2010/3/25

  ノンフィクションの小説です。トヨタ自動車の整備士が先輩のアドバイスを受け、
  成長していくお話です。ちょっと感動します。


以上 7冊とプラスαの小説を紹介しました。
どれも、気楽に読めて、経営理論や考え方が習得できるのでぜひ読んでみて下さい。
ありがとうカフェ今帰仁には、全部本を置いてますので、来店して少し読んでみて下さいね。



















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