昨年の大ヒット小説
「もしドラ」は知っていますか?
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」、とても面白かったです。
アマゾンのレビューを見ると賛否両論ですが、「ドラッカー」を知らない人に経営の神様「ドラッカー」の存在を教えただけでもすごい効果がありました。
さて、この小説系の経営書は、実はいっぱいあります。「もしドラ」以前にも、多くの書籍があり、ヒット後、真似をした書籍が多く発刊されました。
いくつかオススメの小説を紹介いたします。
1.「女子大生会計士の事件簿」シリーズ 全6巻 山田 真哉
公認会計士の監査を題材にした小説です。最初の発売日が2002年。
もっと前にもあったと思いますが、ヒットして、ドラマ化もされています。
会社の会計に関する知識を楽しく知ることができます。
笑いも多くとてもおもしろい小説です。
2.「女子高生ちえの社長日記―これが、カイシャ!?」 甲斐莊 正晃 2007/6/22
女子高生が父の死で社長になり、会社内の課題を解決していくお話です。
これもシリーズ3作あり、経営についての基礎を学ぶことができます。
3.「コトラーが教えてくれたこと 女子大生バンドが実践したマーケティング」 西内啓、福吉潤 2010/12/7
これは完全の「もしドラ」効果をねらった小説。
経営の神様「ドラッカー」をマーケティングの神様「コトラー」に変えて小説にしました。
女子大生バンドがマーケティングの知識を習得しながら、活動して成功するお話です。
マーケティングの基礎の習得には役立ちます。
4.「もし ONE PIECEファンの女子大生が起業したら」 佐藤公信 2010/10/23
これも「もしドラ」の後発小説です。
大ヒット漫画「ONE PIECE」の名言を使って、おもしろおかしく起業していくお話です。
5.「新人OL、つぶれかけの会社をまかされる」 佐藤義典 2010/9/29
一番のオススメ小説です。
『ドリルを売るには穴を売れ!』(2006)の内容をバージョンアップした内容です。
新人のOLがレストランを経営していく話ですが、マーケティングの理論を踏まえつつ、
新しい観点で立て直しを実施します。
難しいマーケティング理論ではなく、実際にできそうなものが多く紹介されています。
続編 「売れる会社のすごい仕組み~明日から使えるマーケティング戦略」もオススメ。
同じ著者の「白いネコは何をくれた?」もサラリーマンを題材とした小説、おもしろいです。
6.「ドラッカーと会計の話をしよう」 林 總 2010/9/22
ドラッカーの会計についての理論を知りたいならこの本がオススメです。
ドラッカーの会計に関する名言が多く紹介されています。
同じ著者の以下の3冊のシリーズもヒットした小説系経営書。面白いです。
「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」
「美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?」
「コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?」
7.「人生で大切なことはすべてプラスドライバーが教えてくれた」 原 マサヒコ 2010/3/25
ノンフィクションの小説です。トヨタ自動車の整備士が先輩のアドバイスを受け、
成長していくお話です。ちょっと感動します。
以上 7冊とプラスαの小説を紹介しました。
どれも、気楽に読めて、経営理論や考え方が習得できるのでぜひ読んでみて下さい。
ありがとうカフェ今帰仁には、全部本を置いてますので、来店して少し読んでみて下さいね。